2026/03/07 05:16
もふもふ
お日様の匂いをいっぱい吸い込んだ、
あなたのその背中にそっと顔をうずめる。
たったそれだけで、張り詰めていた私の世界は、
音を立てて優しくほどけていくのだ。
言葉を持たないあなたは、
ただその温かな重みで、すべてを肯定してくれる。
どうしようもなく孤独に怯える夜も、
そっとすり寄る「もふもふ」の感触が、
私を暗闇から静かに救い出してくれる。
私よりもずっと足早に進む、あなたの時計。
限りある時間の中を懸命に生きるあなたを見つめていると、
この幸せが永遠ではないことに気づかされ、
不意に胸が締め付けられ、涙がこぼれそうになる。
だからこそ、今この瞬間の、愛おしい命の感触を忘れない。
神様が私に贈ってくれた、
世界でいちばん優しくて、かけがえのない毛布。
今日もその「もふもふ」に包まれながら、
あなたの夢のなかが、いつまでも陽だまりでありますようにと願う。


